1UラックマウントNASを自作する(4終)

昨日の記事に引き続いて、NASの製作記です。今回はいよいよ運用編ということで、ドキドキしてきますね~~

 

 セットアップ

バラック試験とかロクにやってないけど、多分いけそうってことでスイッチを入れてみました。ちなみにHDDを1台しか積んでいないので、RAIDとかは組んでいません。途中の写真を撮り忘れていましたが、以下の記事を参考にしながらTrueNASの設定を進めていきました。

OSインストールと再起動ののち、メインPCのブラウザにNASIPアドレスを入力すると、このようなログイン画面が開きました。

f:id:dolyplpl:20210414230018p:plain

ユーザー名として"root"、パスワードにOSインストールのときに決めた文字列を入力してログインすると、コントロールパネルのような画面が開きました。どうやらうまくいってるみたいです。引き続き上の記事を参考に初期設定を進めていきました。

 

書き込みテスト

試しにWindows10のファイル履歴バックアップをやらせてみました。デスクトップやドキュメントなどの、いつも使ってるフォルダ(合計60GBくらい)をネットワークを介してNAS内のHDDに書き込ませます。すると......

CPU:100℃

ヤッッッッバ!!!!ってなってオンライン授業中だったんですけど大慌てでラックからNASを取り出し、天板を外して余ってたファンを繋いでCPUを冷やしました。やっぱりCPUクーラーっているんですね............

 

その後

CPUのヒートシンクの上にファンを乗せたまま、なんとか運用できています。HDDと電源ユニットがホッカホカです。

f:id:dolyplpl:20210414232032p:plain

赤枠の通り、先ほど連続稼働時間が24時間を突破しました。

とりあえず

  • メインPCのフォルダ単位のバックアップ
  • スマホとPC間のデータのやり取り

を試しました。システムイメージバックアップについては今後検討します。

特にスマホとPCのデータのやり取りが劇的に便利になりました。

 

今後の課題

一日ちょっと運用してみて思ったことです。

  • やっぱ複数台HDDでRAID組みたい!
  • 熱対策ちゃんとしたい!

大体これに尽きます。6TBのHDDをパーティションして運用するはずだったのですがその方法が未だによく分かっていません。結局複数台のHDDを搭載して物理的にディスクを分けつつ、適当にRAIDを組んで耐故障性を高めるのが一番もっともらしいやり方なんでしょう。

熱対策についてはもうちょっとエアフローをちゃんと考えて設計するべきでした。

 

まあ今回は自作PC自体が初めてだったのもあり、「とりあえず1台作ってみようぜ」みたいなスタンスだったので、むしろ出来上がったものが問題なく使えている時点で大成功です。

 

というわけで............

NAS自作機2号計画、始動!(しません)

まあやるなら

  • HDD6台以上
  • 1Uじゃ収まらないので、2U以上
  • フロントから直接各HDDにアクセス可能
  • UPS無停電電源装置)を導入して連動

 みたいな路線で行くと思います。1Uの制約がなくなるので、パーツ選びの幅も思いっきり増えます。当然予算も破滅的なものになります。

 

おわりに

この「1UラックマウントNASを自作する」シリーズはこれにて一応終了となります。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。今後も「よこのブログ」をどうぞよろしくお願いいたしします。